2016/03/28 20:30
1. 木製ボードやトレーはどのように洗えばよいのでしょうか?
洗剤での水洗いの後に布巾で十分に水気を拭き取り日差しの当たらない場所に保管することをお勧めします。水に浸すと木材が反り変色する可能性があります。木材はスポンジと同じように多孔質ですので、多くの水分を含んでしまうと木材の密度に影響を及ぼし反ってしまいます。
食器洗濯機でのご使用絶対に行わないでください。反りが生じ著しく木材を極端に乾燥させてしまいます。
2. 木製ボードやトレーを濡らした後に毛羽立ってしまいました。
天然の無垢材は水に接触した場合では繊維が立ち上がります。24° Studioでは木材商品の仕上げはできるだけこのような繊維が立たないように心がけています。使用の経過とともに表面が荒くなり、また滑らかな表面にするには木材専用の紙やすりを使ってご自身で仕上げることもできます。紙やすりのような研磨剤はその粒度によって「目」の粗さが定義されております。目の粗いものは数値が小さく、目の細かいものほど数値が大きくなります。この場合では240番と320番、またはそれに相当する番数の紙やすりをお薦めします。
乾燥している木材に、まずは軽く杢目の方向に全体的に240番の紙やすりでサンディングします。次に濡れた布巾で全体の埃を拭き取り乾燥させます。乾燥したら320番の紙やすりで杢目に対して約10度から20度の角度でやすりかけします。ここでまた濡れた布巾で全体の埃を拭き取り乾燥させ、Loops Wood Butterでボードを施して一晩置きます。この方法を要せば木材の毛羽立ちが無くなります。
3. 木製商品はどのような仕上げが施されていますか?
24° Studioの木製商品はLoops Wood Butter油脂を使用して施されています。Loops Wood Butterは植物由来100%油脂と蜜ろうを混合させたコーティング剤です。商品は100%オーガニックで食材に接しても問題ありません。油脂は木材に染み込ませることで反りを妨げたり木材を保湿する機能を果たしており、蜜ろうは水に対する保護と木材への浸透を遅くさせる機能があります。油脂が施されていれば木材の表面上に水滴の形が残っていることが確認できます。ミネラルオイルを使用されている例もありますが、市販のキッチンオイル等の使用はお薦めしません。
4. 油脂を使用する頻度は?
実際にはボードやトレーを使う頻度にもよりますが、目安としては1-3か月に1回程度が無難でしょう。反りや乾燥が見え始めていればLoops Wood Butter油脂を施すことをお薦めします。
5. 油脂はどのように使用するのか?
洗剤で水洗いした後に乾燥させ、布巾等で油脂を取りまんべんなく杢目に合わせて塗っていきます。塗った後は数時間ほど乾燥させてください。乾燥後も油脂が表面上に残っていればそれを取り除いてください。仕上げは軽くきれいな布巾で拭いてからご使用ください。
6. 食品をボード上でカットしたら傷がついてしまったのですが。
食品をナイフで切ればさすがにカッティングボードは傷がついてしまいます。Loopsボードは個人の用途や好みに合わせて表裏の面を使い分けることをお薦めします。片面は食材を切って、もう片面は食品の盛り付けやプレゼンテーションに使い分けると良いでしょう。
お肉や特定の食材(イチゴ、ビーツ等の野菜や果物)はそのボード汚しシミを残すことがあります。Loops Wood Butter油脂を施せば染色のが木材に染み込むことを遅らせることもできます。
7. 木材ボードやトレーはどれくらい長く使えますか?
天然の無垢材を使用している木製商品は大事に使って頂ければ半永久的に使えます。厳選された無垢材を使うことで木材のひび割れは最小限に抑えられておりますが、木材も人間と同じく生きているので将来的なひび割れは予測できませんが状況により修復が可能です。このような問題などが発生した場合はContactまでお問い合わせください。
その他木材に関するご質問がございましたらinfo@24d-studio.comにてお問い合わせ頂ければ対応いたします。